「むすひ」という名前に込めたもの
新しく始めた絵物語シリーズに「MUSUHI(むすひ)」という名前をつけました。今日は、その名前に込めたことを少しお話ししてみようと思います。
「むすひ」という言葉には、結び直す、という響きがあります。恋人同士の出会いだけでなく、友情、夫婦の晩年、ペットとの再会。形を変えながら、何度も繰り返される「結び」を、このシリーズでは描いていきたいと思っています。
不思議な力や派手な出来事を主役にするつもりはありません。日常の中で、ふと感じる小さなシンクロや、理由のない懐かしさ。そうした静かな氣配を、絵と短い言葉で掬い取っていくシリーズにしたいと考えています。

怖がらせるための不思議ではなく、氣づくための不思議を描きたい。そんな思いで、一話ずつゆっくり紡いでいくつもりです。
しおかぜレモンのまちとは違う筆致、違う静けさになると思います。もしよろしければ、こちらの物語にも、少しだけ耳を傾けていただけたら嬉しいです。
結びは、一度きりではなく、何度でも姿を変えて訪れる。