十三夜、後の月を眺める習慣
十五夜だけが絶好のお月見の日だと思っていたのですが、10月には「十三夜」という、もう一度月を眺める日があるのだと知りました。少し欠けた月を愛でる、日本らしい習慣なのだそうです。
十五夜が「中秋の名月」と呼ばれるのに対して、十三夜は「後の月」とも呼ばれ、栗や豆をお供えすることから「栗名月」「豆名月」という呼び方もあるそうです。満月ではなく、少し欠けた月をあえて愛でるという感性に、日本らしい奥ゆかしさを感じます。
満ちる前の月にも、満ちた後の月にも、それぞれの美しさがある。そう考えると、完璧な状態だけを求めなくてもいいのだと、なんとなく氣持ちが軽くなります。
標高1,100mのこのあたりは、月がとても近く感じられる夜があります。十五夜を見逃してしまった方も、十三夜であらためて夜空を見上げてみるのはいかがでしょうか。
今年は、栗か豆を何か少し用意して、欠けた月を眺めてみようと思っています。
満ちる前も、満ちた後も、それぞれに味わうべき美しさがある。