彼岸花を見かけたら、秋がそこまで来ています
彼岸花。毎年、秋のちょうど同じ時期に、同じ場所で顔を出す花です。
不思議なことに、彼岸花は毎年ほとんど氣温に関係なく、同じ頃合いで咲くのだそうです。暑さが長引いた年でも、涼しくなるのが早かった年でも、律儀にこの時期にやってくる。そんな話を聞いて、自然のリズムの正確さに驚かされました。
鮮やかな赤い花は、少し仏事を連想させることもあり、敬遠される方もいらっしゃるかもしれません。それでも、群れて咲くその姿を近くで見ると、思っているよりずっと繊細で美しい花だと感じます。
標高1,100mのこのあたりでは、彼岸の頃には、朝晩の空氣もすっかり秋めいてきます。夏がどれだけ名残惜しくても、この花が教えてくれる季節の変わり目だけは、誰にも止められません。
今年もまた、この花を見て、秋の始まりを実感しています。
季節は、こちらの都合を待たずにやってくる。