昼と夜が同じ長さになる日、何を思いますか
秋分の日は、昼と夜の長さがほぼ同じになる日。この日を境に、少しずつ夜のほうが長くなっていきます。
毎年この日が近づくと、なんとなく一年の折り返しのような感覚を覚えます。実際の暦の上ではそうではないのですが、光と闇がちょうど釣り合うという事実に、氣持ちのどこかが反応してしまうのかもしれません。
アトリエの窓から差し込む光も、この時期は角度も長さも、なんとも言えない均衡を保っています。強すぎず、弱すぎず。作業をしていても、この光の質感は特に好きな時間帯のひとつです。
均衡というのは、案外もろいものでもあります。この日を境に、ゆっくりと夜のほうへ傾いていく。それでも、一瞬でも釣り合う瞬間があったということが、なぜか心強く感じられます。
忙しい毎日の中で、自分の中の何かとのバランスを見失いそうになることがあります。そんなとき、この秋分の日のことを思い出すと、少しだけ氣持ちが整う氣がしています。
釣り合う瞬間は短くても、確かにそこにあったことに意味がある。