人と比べてしまう氣持ちとの付き合い方

SNSを眺めていると、他の作り手の方の作品が、自分のものよりずっと素敵に見えてしまう瞬間があります。長くものづくりを続けていても、この感覚が完全になくなることはありません。

以前は、そう感じてしまう自分を、未熟だからだと思っていました。もっと自信を持てるようになれば、比べなくなるはずだと。でも、どうやらそういうものでもないようです。

比べてしまう氣持ちそのものは、なくそうとしなくてもいいのかもしれません。大切なのは、その氣持ちにどれだけの時間を明け渡すかだと、このごろ思うようになりました。

一瞬「素敵だな、羨ましいな」と感じたら、そこで一度区切りをつけて、自分の作業台に戻る。比較そのものを否定せず、ただ長居させない。そんな距離の取り方を、少しずつ身につけてきた氣がします。

誰かの作品に惹かれるということは、自分の中にもその要素への感度があるということでもあります。羨ましさを、嫉妬ではなく、自分の好みを知る手がかりとして受け取れたら、少し楽になる氣がしています。

比べる氣持ちがなくなる日は、たぶん来ません。それでも、その氣持ちに振り回される時間は、少しずつ短くできるのだと思っています。

比べる氣持ちは消さなくていい、長居させなければいい。

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