しおかぜレモンのまちブログ

  • 光のつよさと、木陰のしずけさ

    窓の外を見渡すと、まぶしい夏の光が世界を強く照らしています。世間では夏休みやにぎやかなお出かけの計画など、活動的な話題で溢れかえる季節です。けれど、そのまぶしさに、ココロがすこしだけ気後れしてしまう日もあります。 そんな日は、無理に外側のまぶしさに合わせようとせず、八ヶ岳のアトリエの窓を小さ...
  • 自分を見失いそうな現代人に捧ぐ。「じぶんで選んだ小さなひとつ」に宿る心の聖域

    周りの人の意見や、SNSのタイムラインで流れてくるきらびやかなトレンド。それらを眺めているうちに、「じぶんは本当はどうしたいんだろう」と、じぶんの真ん中が分からなくなってしまうことはありませんか。他人のジャッジが溢れる社会では、わたしたちは簡単にじぶんを見失ってしまいます。 「今日、あなたが...
  • 拾い上げた流木が教えてくれる、小さな宇宙

    毎日同じようなことの繰り返しで、なんとなく心がカサカサと乾いてしまう瞬間はありませんか。世間の賑やかなニュースやエンタメの消費スピードに心が追いつかなくなると、わたしたちは日常を退屈なものとして捉えてしまいがちです。 けれど、散歩道の足元に目を向けてみると、そこには驚くほど豊かなアートが転がっ...
  • 静寂という名の一番贅沢な音

    どこへ行っても人工的な音楽や広告、誰かの話し声が溢れている現代の街。常に耳から大量のノイズを受け取り続けていると、感じすぎる性質を持つ人たちのココロは、いつの間にか飽和して、疲れ切ってしまいます。 八ヶ岳の夕暮れ、アトリエの窓辺でネコがふと耳をピクッと動かしました。その視線の先を追ってみても...
  • テーブルの上の余白、ココロの隙間

    「何もしたくないけれど、止まれない」。ココロのおかたづけをしていると、そんな切実な声をよく耳にします。日々の仕事や社会のスピードに追われ、頭の中が複雑に散らかってしまったとき、わたしたちは「しなければならないこと」の濁流に飲み込まれてしまいそうになります。 プロのデザイナーとして、わたしは長...
  • ガラスを伝う、小さな宇宙

    しとしと、ぽつ、ぽとん。窓の外では、静かな雨が降り続いています。すっきりしない天気が続くと、なんとなく気持ちまで沈みがちになるものですが、そんな日こそ、わたしは窓ガラスに寄り添う小さなデザインに目を向けます。 ガラスを伝って、さらさらと流れていく一滴の雨粒。「あの雨粒は、どこへ行くんだろう。...
  • だれかの物語ではなく、じぶんの「今」を

    足元に眠る、ジャッジのない時間 ネコがわたしの足元で、ただじっと、じぶんの肉球を見つめています。その姿を見ていると、外側の世界でだれが成功したとか、どんな流行が生まれているかといった賑やかなノイズが、どこか遠い国の出来事のように思えてくるのです。 誰かの物語や、華やかな芸能のトピックにココロが...
  • そのままの形で、「カチッ」とはまる場所

    社会が用意した「四角い枠」の中に、自分を無理やり押し込もうとしていませんか。 角を削り、形を変えて、なんとか「普通」になろうとする。 けれど、削られた部分は、あなたの本当の力だったはずです。 わたしの描く「ことばのない絵本」の主人公は、不規則で、不思議な形をしています。 周りの整った幾何学たち...
  • 音のない朝に、ひらくもの

    朝、目が覚めても、スマートフォンの画面に指を滑らせるのをやめてみます。絶え間なく流れ込んでくる都会のニュースや、誰かの賑やかな噂話。それらはわたしの心を、いつの間にか遠くの知らない場所へと連れ去ってしまうから。 八ヶ岳の窓を開けると、ただ冷涼な空気と、鳥たちのさえずり、そして葉を揺らす風の音...
  • 八ヶ岳の朝。潮風の気配を連れて、新しい物語が始まります

    「癒やし」に、終わりはありません この1週間、デザイナーとしての視点や、八ヶ岳での暮らし、そして「心の窓」の守り方についてお話ししてきました。私たちが届ける「しおかぜレモンのまち」は、一度きりの解決策ではありません。あなたが日常の中でふと立ち止まり、深呼吸をする。その瞬間にそっと寄り添い続ける...
  • 「わかろう」とするのをやめてみる。言葉のない世界での静かな対話

    言葉のノイズを脱ぎ捨てる 僕たちの展示スタイルは、以前の「説明的なもの」から、余白を活かした「サイレント・プレゼンテーション」へと変わりました。以前は多くのキャプションを添えていましたが、今はあえて多くを語りません。それは、お客様自身の「直感」と「感受性」を何よりも信じているからです。 特に美...
  • 四角い枠に合わせなくていい。そのままの形でカチッとハマる場所がある

    「正しさ」よりも「自分らしさ」を 社会のルールや誰かの期待。それらはすべて、きれいに整った「四角いパズルの枠」のように見えます。かつて僕も、その枠に自分を押し込めようとして、心に深い痛みを負いました。けれど、しおかぜレモンのまちの物語に登場する隣人たちは、誰もが不規則で、不完全な形をしています...