しおかぜレモンのまちブログ
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誰にも見せていない、庭のとんぼの話
お店の庭に、とんぼの姿を見かけるようになりました。オニヤンマ、ギンヤンマもたまに見かけます。 風の強い日は、電線や物干し竿の上で、じっと風に耐えているような姿をよく見ます。写真に撮ろうとすると、たいてい氣づかれて逃げてしまいます。 この景色を、誰かに見せたわけではありません。撮れなかった写真は... -
音に氣づきやすい人ほど、持っておくといい静けさの話
八ヶ岳の店舗の入り口に、貝殻のかけらをいくつかつなげただけの風鈴のようなものを吊るしています。 風が吹くたびに、かすかな音がします。大きな音ではありません。氣をつけていないと、聞き逃してしまうくらいの音です。 音に氣づきやすいたちなので、雑音や、人の話し声が重なる場所にいると、氣づけば疲れきっ... -
土に触れてわかったこと、頭のなかがすこし静かになる話
お店の庭に、しゃがみこんで土をいじる時間があります。 特別なことをしているわけではありません。雑草を抜いたり、土を軽く掘り返したりするだけです。 それでも、しばらく手を土につけていると、頭のなかで鳴っていた考えごとの音量が、すこしずつ下がっていくのがわかります。 縄文の暮らしについて調べていた... -
野に咲く名前も知らない花と、知らないままでいいということ
店舗の庭の小道の脇に、見たことのない花が咲いていました。 小さくて、薄い紫色で、風が吹くたびに揺れています。名前を調べようかと、少し立ち止まりましたが、結局そのままにしました。 名前を知らなくても、氣づけたということ自体に、もう十分な意味がある氣がしたからです。 わたしたちは、氣づいたものに、... -
朝いちばんの静けさが、いちばん好きだったりしませんか
まだ空が何色にも染まっていない時間に、目が覚めることがあります。 窓を開けると、アトリエの前の草に、夜のあいだについた露がそのまま残っています。氣温はまだ低く、音もほとんどありません。鳥が一羽、遠くで鳴くくらいです。 このところ、一日のうちでいちばん好きなのは、実はこの時間なのかもしれない... -
涼しい場所を持っている人は、氣づけばもう、それを選んでいる。氣配に疲れやすい人へ
アトリエに置いてある、丸いベンチ。氣づけば、いつも猫がそこにいる。 朝の光がまだ柔らかいうちに、日陰へ、日陰へと居場所を移していく。標高1,100mのこのあたりは、日向にいるとちゃんと夏の陽射しを感じるのに、木の影に一歩入ると、氣温がすっと変わる。猫はそのわずかな境界線を、わたしよりずっと正確... -
お盆に、言えなかった感謝を思い出す
この時期になると、これまでお世話になった方々のことを、一人ずつ思い出す時間を持つようにしています。 顔は浮かぶのに、名前が出てこない方もいます。感謝を伝えたいと思いながら、結局伝えられなかった方もいます。時間が経つほど、その機会は失われていくように感じることがあります。 けれど、遅すぎるという... -
霧で輪郭がぼやける朝は、判断を急がなくていい
標高の高いこのあたりでは、朝、あたり一面が霧に包まれることがあります。 数メートル先までしか見えなくなり、いつもの景色が、輪郭だけのぼんやりとしたものに変わります。少し不便なはずなのですが、なぜか嫌いになれません。(すごく濃い霧の日に、大きな猪を見たこともあります。) はっきり見えないというこ... -
帰省ラッシュ〜「帰らない」ことにも理由がある
お盆の帰省ラッシュの時期ですね。 高速道路の渋滞情報や、新幹線の混雑予想。毎年この時期になると、同じような話題が流れてくるころです。 調べてみると、帰省というのは単に距離を移動することだけでなく、大勢の人の中に身を置くことでもあるようです。駅も、サービスエリアも、実家に着いてからの親戚の集まり... -
暦の上の秋と、まだ続く夏
もうすぐ、暦の上では秋の入り口にあたる時季を迎える頃合いです。 調べてみますと、この日を境に、手紙などの挨拶も「暑中見舞い」から「残暑見舞い」に切り替わるのだそうです。言葉の上では秋が始まっていても、実際の氣温はほとんど変わらず、むしろこれからが暑さの本番だという年も多いようです。 このずれを... -
ひまわりの、まっすぐな性質について
インスタグラムを見ていると、ひまわり畑の写真がいくつも流れてきました。 調べてみると、この時期、各地でひまわりが見頃を迎えているようです。一面に広がる黄色は、写真越しでも十分に元氣をもらえるような氣がします。 ひまわりは、太陽の方向に花を向けて咲く、という話をよく耳にします。でも実際には、成長... -
八月の、静かな入り口とまだ見えない秋の氣配
今日から八月です。 暦の上では、もうすぐ立秋も近づいてきます。まだまだ暑さは続きますが、光の角度が、ほんの少しずつ変わり始めているようにも感じています。 猫は、朝いちばんの光が差し込む場所を、毎日少しずつずらしながら選んでいます。夏の初めと今とでは、日の当たる場所が違うのかもしれません。そんな...
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